見習い女性用風俗セラピストと出会い系の意外な関係――「掲示板待ち」はここから始まった

京子のごあいさつ
こんにちは、京子です。
本編では、カモシダさんが「元女性風俗のインストラクター」で、現在は整体の仕事をしていることを紹介します。
でも、読者の皆さんの中には、こんな疑問を持った方もいるのではないでしょうか。
「女性風俗のセラピストって、どうやってなるの?」
「実際には、どんな仕事をしているの?」
「どうしてカモシダさんは、出会い系サイトの募集方法に詳しいの?」
今回は、カモシダさんが実際に経験し、見てきたことを少しだけお話しします。
おやおや。ブンタさんも、ずっと気になっていたようですね。
1.セラピストになるまで――面接より大変なのは、その後だった
ブンタ師匠、前から聞いてみたかったんですけど……女性風俗のセラピストって、どうやってなるんですか?
カモシダまずは面接だな。
ブンタやっぱり! でも、かなり厳しいんじゃないですか? イケメンじゃないと落とされるとか……。
カモシダいや、俺が見てきたところでは、面接は意外とすんなり通過することが多かった。
ブンタえっ!? そうなんですか?
カモシダそう。お前が想像しているほど、最初の面接が高い壁というわけではなかったな。
ブンタもっと芸能事務所のオーディションみたいなものを想像してました(笑)
カモシダまあ、そういうイメージを持つ人もいるだろうな(笑)
ブンタじゃあ、面接に通ったら、すぐ働けるんですか?
カモシダいや、その後に実習がある。
ブンタ実習ですか。
カモシダ俺が関わっていたところでは、実習費用として十数万円を支払っていた。
ブンタ十数万円!? 結構するんですね……。
カモシダそうだな。
ブンタそれで、何回も講習を受けるんですか?
カモシダいや。性感マッサージと普通のマッサージの講義を、一回受ける形だった。
ブンタえっ、一回だけですか!?
カモシダそう。だから、大変なのは実習を受けた後なんだよ。
ブンタああ……。一回教わっただけで、すぐ上手にできるわけじゃないですもんね。
カモシダそういうこと。教わることと、実際にできるようになることは別だからな。
ブンタじゃあ、そこから練習が必要になる。
カモシダそう。そこで、練習相手を探さなきゃならないんだよ。

相手の反応を確かめながら、手順と力加減を何度も修正する。

京子のワンポイント
ここで紹介しているのは、カモシダさんが実際に関わっていた当時の現場での経験です。面接の通りやすさ、実習費用、講義回数などが、女性風俗全体で同じという意味ではありません。
後に登場する「10人に1人くらい」という数字も、当時の個人的な印象で、業界全体の統計ではありません。
今回のポイントは、「面接よりも、一回の実習を受けた後に技術を身につけることが大変だった」ということです。
2.練習相手探しから生まれた、汗と涙の結晶
ブンタでも師匠、練習相手って、どうやって探していたんですか?
カモシダ俺が関わっていたセラピストたちは、出会い系サイトで練習相手を探していたんだよ。
ブンタえっ!? そうなんですか?
カモシダそう。実習を受けたからといって、すぐに十分な技術が身につくわけじゃない。だから、実際に練習する機会を作る必要があった。
ブンタなるほど……。
カモシダでも、最初から上手くいくわけじゃない。皆んな、いろいろ試行錯誤していたよ。
ブンタどういうことをですか?
カモシダどう募集すれば興味を持ってもらえるか。どう説明すれば伝わるか。どうやって練習相手を探すか。そういうことを、実際にやりながら覚えていったんだよ。
ブンタあっ……。それって、これから僕が教わる募集の話につながるんですね!
カモシダそう。その経験が、だんだんノウハウになっていったんだよ。
ブンタじゃあ、このブログの掲示板待ち戦略って……。
カモシダ俺一人が机の上で考えた方法じゃないんだよ。セラピストたちの汗と涙の結晶だよ。
ブンタうわ……。それを聞くと、これからの話を聞く見方が変わりますね。
カモシダまあ、そうだな(笑)
ブンタ僕、もっと大事に使います!
カモシダおう。無駄なメールを送りまくる前に、ちゃんと募集を考えろよ(笑)
ブンタはい(笑)
セラピストとして残ることの大変さ
ブンタでも、そこまで頑張ってセラピストになったら、皆さん続けられるんじゃないですか?
カモシダいや……。そこがまた大変なんだよ。
ブンタえっ?
カモシダ俺が見てきたところでは、一生懸命セラピストになっても、残るのは10人に1人くらいだった。
ブンタ10人に1人!? そんなに大変なんですか……。
カモシダそう。実習を受けて、練習して、ようやく仕事を始めても、続けていくのは簡単じゃなかった。
ブンタなるほど……。
カモシダそれに、当時は今みたいに若いお客さんが来る世界じゃなかったんだよ。
ブンタえっ? そうなんですか?
カモシダかなり年上のお金持ちのマダムとかが相手だった。
ブンタああ……。僕が想像していたのとは、ちょっと違いますね。
カモシダそうだろ。そこで挫折する人も多かったんだよ。
ブンタ外から見ているイメージと、実際の仕事は違うんですね。
カモシダそういうこと。セラピストになることより、セラピストとして残ることの方が大変だった。
3.整体を教える側から、性感マッサージを教わる側へ
ブンタでも師匠、そもそもどうしてマッサージの講習を担当することになったんですか?
カモシダああ。それは、俺の母親が整体の仕事をしていたことが大きいな。
ブンタお母さんが整体を?
カモシダそう。だから俺も、小さい頃から整体の知識や技術に触れる機会があったんだよ。
ブンタなるほど。子供の頃から、身近に整体があったんですね。
カモシダそういうこと。自然と整体の仕事をするようになった。
ブンタじゃあ、女性風俗のために、急にマッサージを覚えたわけじゃないんですね。
カモシダそう。もともと整体の知識や技術があって、そのスキルを買われたんだよ。
ブンタそれで、若手セラピストに講習を?
カモシダそう。若手セラピストに、普通のマッサージや整体の技術を教えていた。
普通のマッサージや整体も、一人前になるために大事だった
ブンタでも、女性風俗のセラピストなら、やっぱり性感マッサージの技術が一番大事なんじゃないですか?
カモシダもちろん、それも大事だよ。でもな、それだけじゃ一人前にはなれないんだよ。
ブンタえっ?
カモシダ普通のマッサージや整体ができないと、厳しい世界なんだよ。
ブンタそうなんですか!?
カモシダそう。俺が若手セラピストにマッサージの講習をしていたのも、そこにつながる。
ブンタなるほど……。性感マッサージだけ覚えればいい、というわけじゃないんですね。
カモシダそういうこと。
セラピスト2名のVIPコース
ブンタ師匠自身も、お客さんにマッサージをしていたんですか?
カモシダああ。当時は、セラピスト2名で対応するVIPコースというのもあってな。
ブンタ2名ですか?
カモシダそう。俺はそこで、整体マッサージとしてお客さんに対応していた。
ブンタなるほど。師匠の整体の技術が、実際のサービスでも使われていたんですね。
カモシダそういうこと。
ブンタそれで、どうして性感マッサージも覚えることになったんですか?
カモシダ整体マッサージでお客さんに対応しているうちに、気に入ってもらえることがあってな。
ブンタへえ……。
カモシダそこから、少しずつ性感マッサージの方も覚えていったんだよ。
ブンタじゃあ、最初から全部できたわけじゃないんですね。
カモシダそう。俺も、少しずつ覚えていったんだよ(笑)
お互いの技術を教え合っていた
ブンタでも、性感マッサージの技術は、誰に教わったんですか?
カモシダ性感マッサージのインストラクターに教わったんだよ。
ブンタああ、専門のインストラクターがいたんですね。
カモシダそう。俺はその人に整体の技術を教えていた。
ブンタなるほど。
カモシダその代わりに、俺は無料で性感マッサージを教えてもらったんだよ。
ブンタえっ、技術交換みたいな感じですか?
カモシダそう。お互い様だよ(笑)
ブンタいいですね、それ(笑)
カモシダ俺には整体の技術がある。向こうには性感マッサージの技術がある。お互いに教え合っていたんだよ。
今でも覚えている「プリン」の教え
ブンタちなみに師匠、性感マッサージの講習って、どんなことを教わるんですか?
カモシダ細かい話は置いておくけど、今でも覚えている口癖があるんだよ。
ブンタ何ですか?
カモシダ『指先でプリンを触っても、崩れないくらいに優しくタッチすること』ってな(笑)
ブンタプリン!?(笑)
カモシダそう、プリン(笑)
ブンタそれは分かりやすいですね。力を入れすぎるな、ってことですか?
カモシダそういうこと。とにかく優しく、という教え方だったんだよ。
ブンタ僕も整体の練習で、プリンを思い出しそうです(笑)
カモシダいや、整体まで全部プリンの力加減にするなよ(笑)
ブンタあっ、そうですね(笑)
今でも誰にも教えていない技術
ブンタほかにも、印象に残っている技術ってありますか?
カモシダああ。大人のオモチャを扱う技術も重要だったんだよ。
ブンタやっぱり、ただ使えばいいというものじゃないんですね。
カモシダそういうこと。俺が教わった中には、バイブと電マを組み合わせる技術もあってな。
ブンタえっ、組み合わせるんですか?
カモシダそう。これは本当に大事な技術だった。
ブンタじゃあ師匠、その技術も若手セラピストに教えていたんですか?
カモシダいや。これは今でも誰にも教えてない(笑)
ブンタええっ!? そこは教えてないんですか!(笑)
カモシダそう(笑)
ブンタじゃあ、僕にも……。
カモシダ教えない(笑)
ブンタ即答!(笑)
カモシダまずは普通のマッサージと整体を、ちゃんと勉強しろ(笑)
ブンタはい(笑)
技術だけでなく、細かな気配りも大事だった
ブンタほかにも、現場ならではの決まりや工夫ってありましたか?
カモシダああ。俺が関わっていたところでは、セラピストは基本的に本番はやらないんだよ。
ブンタそうなんですね。
カモシダそう。もしやってしまったら、すぐに性病検査(笑)。そこは徹底していたな。
ブンタへえ……。衛生管理も大事だったんですね。
カモシダそういうこと。
ブンタ普通のマッサージでも、気をつけることはありますか?
カモシダもちろん。オイルにも相性があるからな。初めてのお客さんにはパッチテストをしていたんだよ。
ブンタなるほど。いきなり使うわけじゃないんですね。
カモシダそう。それから、ラブホテルに出張する場合は、無添加のボディソープを持参していた。
ブンタえっ、ボディソープまで持っていくんですか?
カモシダそう。オイルを使うからな。洗い流すところまで考えていたんだよ。
ブンタなんか、こういう細かい話を聞くと、実際の仕事って感じがしますね。
カモシダまあ、現場ではそういう細かいことも大事なんだよ(笑)

京子のワンポイント
性感染症の検査は、感染の種類によって適切な時期が異なります。感染の心配がある場合は、医療機関で相談することが大切です。
また、パッチテストをしても、すべての肌トラブルを防げるわけではありません。肌に異常が出た場合は使用を中止し、必要に応じて医療機関に相談してください。

募集、練習、改善を重ね、相手へ渡せる価値を作っていく。
4.イケメンだから売れるわけではない――そして、今の掲示板待ち戦略へ
ブンタ師匠、やっぱり女性風俗のセラピストって、イケメンの方が売れるんですか?
カモシダまあ、そう思うよな(笑)
ブンタだって、女性相手の仕事ですし……。
カモシダでもな、俺はこれまで沢山のセラピストを見てきたけど、イケメンだから必ずしも売れるわけじゃないんだよ。
ブンタえっ、そうなんですか?
カモシダそう。技術とコミュニケーションが、とても大事なんだよ。
ブンタコミュニケーションもですか?
カモシダ大事だよ。相手が何を求めているのか、どうしてほしいのか。そういうことをちゃんと聞いて、相手に合わせて対応する必要があるからな。
ブンタああ……。ただ自分の技術を披露すればいい、というわけじゃないんですね。
カモシダそういうこと。自分が何をできるかだけじゃなく、相手が何を求めているかを考えることが大事なんだよ。
ブンタ……あれ? 師匠、それって出会い系サイトの話と同じじゃないですか?
カモシダそう。俺が言いたいのは、そこなんだよ。
ブンタ容姿だけで勝負するんじゃなくて、自分の得意なことを使う。
カモシダそう。
ブンタそして、相手が何を求めているかを考えて、掲示板で自分から募集する。
カモシダそういうこと。
ブンタマッチングアプリで苦戦している僕も、自分の得意なことから出会い方を考え直せるんですね。
カモシダそう。容姿は、それほど大事じゃないんだよ。少なくとも、容姿だけで全部が決まるわけじゃない。
ブンタなるほど……。
カモシダお前が整体を勉強しているなら、その経験を活かして、相手にとってメリットのある募集を考えればいい。
ブンタはい!
カモシダただし、技術もコミュニケーションも、ちゃんと磨けよ。
ブンタ分かりました!
カモシダ『イケメンじゃないから無理』って言ってる暇があったら、練習しろ(笑)
ブンタはい(笑)
セラピストは卒業。でも、技術は今でも大切にしている
ブンタ師匠、今でも女性風俗のセラピストとして働いているんですか?
カモシダいやいや。もう歳だからな。風俗セラピストは、だいぶ前に卒業してるよ(笑)
ブンタあっ、そうなんですね。
カモシダそう。今は整体の仕事をしている。
ブンタじゃあ、性感マッサージの技術は、もう使っていないんですか?
カモシダいや、技術を忘れないように、たまに練習することはあるよ。
ブンタへえ、今でもですか?
カモシダそう。気が向いたときに、掲示板で募集をかけたりしてな。
ブンタあっ! それが、これから教えてもらう掲示板待ち戦略につながるんですね!
カモシダそういうこと(笑)
ブンタじゃあ師匠、今の募集方法って、昔のセラピスト時代の経験がそのまま活きているんですね。
カモシダそうだな。練習相手を探すために、皆んなで試行錯誤してきた経験があるからな。
ブンタどう募集すれば興味を持ってもらえるか、どう説明すれば伝わるか……。
カモシダそう。そういう積み重ねだよ。
ブンタなるほど……。だから師匠は、ただ『出会い系サイトを使え』じゃなくて、『自分の武器を使って、掲示板で募集しろ』という考え方になるんですね。
カモシダそういうこと。
ブンタ僕も、整体を勉強して、自分の武器にしていきたいです。
カモシダおう。まずはちゃんと練習だな。
ブンタはい!
カモシダ俺みたいに、歳を取ってから『技術を忘れないように』って言えるくらいにはな(笑)
ブンタそこまで頑張ります(笑)

京子のまとめ
今回のお話で、カモシダさんの「掲示板待ち戦略」が生まれた背景が、少し見えてきました。
一回の実習だけでは、なかなか技術が身につかない。だから、練習相手を探す必要があった。
そして、セラピストたちが出会い系サイトで練習相手を探しながら、募集文やメールの方法を試行錯誤していった。
その積み重ねが、カモシダさんが本編で伝える考え方につながっています。
また、沢山のセラピストを見てきたカモシダさんが感じたのは、イケメンだから必ず売れるわけではないということでした。
大切なのは、技術とコミュニケーション。そして、相手が何を求めているのかを考えること。
これは、本編で紹介する出会い系サイトの「掲示板待ち戦略」にもつながります。
容姿だけで勝負するのではなく、自分の経験や得意なことを活かして、相手にとってメリットのある募集をする。
カモシダさんは、女性風俗のセラピストとしての仕事は、だいぶ前に卒業しています。現在は整体の仕事をしていますが、性感マッサージの技術を維持するために、気が向いたときには掲示板で練習相手を募集することもあるそうです。
「自分の経験や得意なことを、相手にとってのメリットに変える」
本編でカモシダさんが教えてきた掲示板待ち戦略は、そんな実体験から生まれた方法だったんですね。
――エピソード0・完――
本編では、この過去の施術募集をそのまま真似るのではなく、自分が実際にできることや好きなことを、相手が判断できる正直な募集にする考え方を紹介します。

京子の次回予告
第1話では、マッチングアプリで苦戦したブンタさんが、自分の得意なことを活かす出会い方を考えます。